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性風俗の過剰に対する警鐘の理由

2002.7記

世の中に純潔運動なるものがありますが、性の開放的風潮を警告する運動です。
キリスト教国のアメリカや儒教精神がまだ強く残っている韓国などに比べ、日本は文化的に性に対してひどく寛容なようです。そのことは児童や10代の若者が触れることのできるグラビア誌やビデオを含む性商品の量において表れています。

では、性の開放的風潮は、なぜ警告されなければならないのでしょうか?

当社の掲げる協調の精神や心情文化社会の具現は、“幼くは兄弟達との交わりや、近所のガキ同士の摩擦と友情の中で育”(当社社旨文)てられる社会性の基盤が必要だと思いますが、その前提は、初期段階の子供の個性の形成をサポートする父母の存在です。男性型の父の愛と女性型の母の愛の中で初めて実現することのできる大切な心の要があるのではないでしょうか?私たちは、真なる意味で父の役目を果たし、母の役目を果たす父母にならなければなりませんが、その大前提は、互いを尊敬し、互いの為に献身することのようです。

自分の夫あるいは妻に対して、願うことのうち最も大きなものの中の一つは貞操であるでしょうし、それは二人が出会う前の時間にもさかのぼって純潔であってほしいと思うのは、きっと私だけではないでしょう。結婚生活を円満にし、その子供たちを健やかに育てる前提は、結婚前の豊富な異性経験による夫や妻の選別ではなく、むしろ純潔な者同士の結婚と考える方が現実の状況と合っているようです。見ず知らずの相手同士が社会の権威によって否応無しに結婚生活に入らなければならなかった一昔前の結婚文化も、理不尽なように思えますが、より大きな幸せの質量を守ってきたのかもしれません。

一方、「結婚前の豊富な異性経験による夫や妻の識別」や結婚をしないで暮らすことが生み出す問題には、下段に掲載しているワシントンタイムズの記事のようなものがあります。また、会社に馴染めないエリート新卒生や、少年犯罪、不登校、学級崩壊など、この日本社会のかなり深い部分で必ず近い将来に爆発するであろうこれらの問題は、つまるところ家庭問題であるがゆえに、それは夫婦問題であり、貞操観念にも深い関係があるようなので、社会的福祉努力として、性道徳に関する運動に積極的援助を行っていきたく思います。

地域社会がのんびり平和だったあの頃、親子三代が盆踊りを楽しむあの風景は本当に少なくなってきました。その根は、我々個人の節操に起因していると考えるのです。無節操な性を愛に結びつけて無責任に肯定する風潮に異議を唱えることは勇気がいることです。しかし人間としての自制心を基盤にした夫婦は、必ず「公」を意識するように成長し、地域を良い方向にリードしていくはずです。社内・社外に関らず、皆様のご理解を求めます。

以下の記事は2002年6月23日の米ワシントンタイムズの対訳記事です。


■Mixed news on illegitimacy
■非婚出産に関する複雑なニュース

Earlier this month, Health and Human Services (HHS) Secretary Tommy Thompson released a new study with some very good news. For the 10th consecutive year, birthrates among teenagers declined, reaching what the report called "another record low."

 今月初め、厚生省(HHS)のトミー・トンプソン長官は、とても良いニュー スを含んだ新しい研究を発表した。10年間連続して、ティーンエージャー(13−19歳までの人、以下、10代)の出産件数が減少して、その報告書の言葉を借りれ ば、「最低記録を更新」したのだ。


In 2001 alone, the teen birthrate fell 5 percent, reaching 45.9 (per 100,000 female teen-agers of all races). Since 1991, the teen birthrate has declined 26 percent. In the past 10 years, the birthrate for teen-agers ages 15-17 has plummeted 35 percent, while the birthrate for teens ages 18-19 has dropped 20 percent.

 2001年だけでも、10代の出産率は5%減って、(あらゆる民族の10代の女性10万人につき)45.9人になった。1991年以来、10代の出産率は26%減少した。過去10年間の15−17歳の10代の出産率は35%急落し、一方、18−19歳の10代の出産率は20%減少した。


Moreover, improvements have been made across racial and ethnic lines. Over the past 10 years, the birthrate for black teenagers has plunged 37 percent, falling from 115.5 (per 100,000 black female teen-agers) to 73.1. Among Hispanics, the rate has dropped from 106.7 to 92.4, or by 13 percent; among non-Hispanic white female teenagers, the birthrate had declined from 43.4 in 1991 to 30.2, or by 30 percent.

 さらに、人種別および民族集団のカテゴリー全般にわたって改善が見られる。 過去10年間、黒人の10代の出産率は37%激減して、(10代の黒人女性10万人につき) 115/5人から73.1人に減少した。ヒスパニック(米国でスペイン語を話すラテンアメリカ系の市民)に関しては、出産率は106.7人から92.4人に、言い換えると13%減少した。非ヒスパニックの10代の白人女性の場合は、 1991年の43.4人か
ら 30.2人に、つまり、30%減少した。

By all means, let us celebrate such a welcome improvement in the teen birthrate, which began its steady decline five years before welfare was reformed in 1996 and has continued its decline in the five years since then. However, it should also be understood that successes in the overall battle against illegitimacy have been few and far between.

 何はともあれ、10代の出産率のそのような歓迎すべき改善を祝おうではないか。10代の出産率の着実な減少は、福祉法の改正が行われた1996年の5年前に始まり、それ以後の5年間もそのまま続いた。しかし、同時に理解していなければならないのは、イリジティマシー(非法律婚出産)に対する全面的な闘いとなると、その成功例は極めてまれだということである。

Indeed, the news that the proportion of non-marital births has continued to rise year after year, even if the rate of increase has
fallen, must be greeted with alarm. 実際、非婚出産の割合は、そういった増加率は減少していても、年々上昇し続けているというニュースは相変わらずなのであって、これは気を付けて見守らなければならない。

The recent HHS study reported that the proportion of births to unmarried women in 2001 reached 33.4 percent. According to data cited in "Beyond the Color Line: New Perspectives on Race and Ethnicity in America," a new book edited by Abigail and Stephan Thernstrom, the proportions of births to unmarried white and black women in 1950 were 2 percent and 18 percent, respectively. In 2001, the comparable figures were 22.5 percent for non-Hispanic white women, 68.3 percent for black women and 42.4 percent for Hispanic women of any race. In the District of Columbia, an alarming 76.1 percent of black births and 54.8 percent
of Hispanic births were out of wedlock.

 最近のHHSの研究は、2001年の結婚していない女性による出産の割合は33.4%に達したと報告している。アビゲイル/スティ−ブン・サーンストロム夫妻編集の新刊書「肌の色の違いを超えて:米国における人種と民族集団の特性に関する新たな考察」の中で引用されているデータによると、1950年の結婚していない白人および黒人女性による出産の割合は、それぞれ2%、18%であった。それに比べて、2001年の非ヒスパニックの白人女性の数値は22.5%、黒人女性は68.3%、そして、人種を問わずヒスパニックの女性は42.4%となっている。ワシントンDCでは、恐るべきことに、黒人による出産の76.1%、ヒスパニックによる出産の54.8%が、非婚の両親によるものであった。

The consequences of illegitimacy are disastrous. Specifically, as the 1995 HHS "Report to Congress on Out-of-Wedlock Childbearing" concluded, "Unmarried mothers are less likely to obtain prenatal care and more likely to have a low birthweight baby.

 非婚出産の影響は惨憺(さんたん)たるものである。特に、1995年のHHSによる「非婚の両親による子供の出産に関する議会への報告」は、「結婚していない母親は、相対的に出生前のケアを受ける可能性は低く、体重の軽い赤ん坊が生
まれる可能性が高い。

Young children in single-mother families tend to have lower scores on verbal and math achievement tests. In middle childhood, children raised by a single parent tend to receive lower grades, have more behavior problems and have higher rates of chronic psychiatric disorders.

 シングルマザーの家庭で育った低年齢の子供は、学力テストで言語力および算数の点数が低い。子供時代中期には、シングルマザーかシングルファーザーかによって育てられた子供は、学業成績が低く、問題行動も多く、また、慢性的精神異常を示す率が高い。

Among adolescents and young adults, being raised in a single-mother family is associated with elevated risks of teen-age child-bearing, [being a] high school dropout, incarceration and with being neither employed nor in school."

 思春期の子供、低年齢の成人については、シングルマザー家庭で育てられると、10代の出産の危険性、ハイスクールからのドロップアウト、投獄、また、働きもせず、学校に行くわけでもないという状態に陥る危険性が高まる」と、結論づけている。

Commenting on the good news of a declining teenage birthrate and the bad news of the rising proportion of out-of-wedlock births, Heritage Foundation analyst Robert Rector told Cheryl Wetzstein of The Washington Times that: "Children will benefit very little if all we're doing is delaying the out-of-wedlock birth by a few years."
June 23, 2002

10代の出産率の減少という良いニュースと、非婚の両親による出生率の増加という悪いニュースについて論評を加える中で、ヘリテージ財団のアナリスト、ロバート・レクター氏は、ワシントン・タイムズ紙のシェリル・ウェズスタイン氏に対し、「われわれがあらゆることをしてみて、それが、非婚の両親からの子供の誕生を数年遅らせたところで、子供たちのためには、ほとんど何にもならないのだ」と語った。(23日付)